古民家の学校 vol.12「儀式」について詳しく知りたい

古民家の学校 vol.12「儀式」について詳しく知りたい

家づくりの際に行われる儀式、「地鎮祭(じちんさい)」「上棟祭(じょうとうさい)」。建築儀礼として、西暦690年頃にはすでに記述があり、古くから連綿と受け継がれてきました。そんな日本ならではの儀式である「地鎮祭」「上棟祭」について、香川県高松市一宮町にある田村神社の権禰宜である坂東太一さんにお話を伺いました。2号連載でお届けします。

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教えてくれたのは
権禰宜(ごんねぎ)/坂東太一さん

1300年以上の歴史を持ち、雨の少ない香川県で水の神を祀る讃岐國の一宮・田村神社にて権禰宜を務める。日々、社務や祭祀を執り行い、地域を支えている。


 

 

Q:地鎮祭・上棟祭について意味や目的を教えてください。

A:どちらも基本的には工事の安全をお祈りする儀式です。
「地鎮祭」は、家を建てる前に行い、「とこしづめのまつり」とも呼びます。これから工事を始め、建物を建てることを土地神様に承諾してもらうという意味もあります。また、「上棟祭」は、棟上げ(むねあげ)※後に、棟上げを無事に終えられたことに感謝し、工事の安全を祈願します。どちらも、今後この建物が末永く守られ、災い事がないように幸多きことを祈る儀式となります。
※柱や梁など家の骨組みをひと通り組み立てた後、一番最後に屋根の一番高い場所に「棟木」と呼ばれる横木を取り付けること

昔は一般家屋ではなく、高貴な人物が住む宮殿などを建てる時に行われていた

 

Q:地鎮祭・上棟祭のために準備するものは何ですか?

A:施主様には、玉串(たまぐし)料とお供え物のご用意をお願いしています。お供え物は具体的に、お米、お酒、お塩、お水、野菜、果物、魚、乾物のことを指します。ここに鏡餅があればなお良いです。魚も鯛やハマチなどの尾頭付きのものをご用意ください。しかし、めざしやイリコなどは尾や頭がついていても乾物に含まれますので、ご注意ください。

分からない事があれば、お願いした神社や神職さんにお尋ね下さい

 

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田村神社さんお話ありがとうございました。

次号も田村神社さんにお話を伺います、お楽しみに!

田村神社さんのHPはこちら

 

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