瀬戸内海を望み、愛犬と暮らす日々 ~アンビエントホーム~

2026.07.14

瀬戸内海を望み、愛犬と暮らす日々 ~アンビエントホーム~

高松市東部、静かな暮らしの風景が今も残る牟礼町。愛犬と暮らすM邸は、緩やかな坂を上った先の、小高い場所に佇んでいます。木々に包まれるように建つその家は、レッドシダーの外壁が印象的。時を重ねるごとに深みを増す素材の表情が、周囲の景色へ静かに溶け込んでいます。

チャイムを鳴らすと、玄関の向こうから軽やかな気配が伝わってきました。扉の先で迎えてくれたのは、M夫妻と2匹の犬たち。初めて訪れた私たちにも、やさしく穏やかな表情で迎えてくれました。

玄関を入り、そのまま設けた土間スペース。すぐに散歩に出かけられるよう、帽子とリードをスタンバイ

M夫妻がこの地に住まいを構えたのは、12年ほど前のこと。「東京を離れ、新たな拠点を探すなかで、以前訪れた直島やイサム・ノグチの庭園、穏やかな瀬戸内海の風景を思い出し、『香川で暮らしたい』と思ったんです。山の中腹にあり、海が見える。この場所は、まさに理想の環境でした」とMさん。実は初めてこの土地を訪れた日は雨だったそうです。「そのときは、あまり良い印象ではなかったんです。でも、晴れた日に改めて訪れると、木々の美しさや瀬戸内海を望む風景が素晴らしくて。ここに家を建てることに決めました」。

時を重ねた風合いが美しいアンティークのエッグチェア

2階までゆるやかにつながる、吹き抜けのある開放的なリビング

家の北側には、元の持ち主が植えた梅や桜桃の木々が季節ごとに花を咲かせ、この場所の風景にやさしい彩りを添えています。人も犬も無理なく心地よく過ごせること。そんな穏やかな暮らしが、この住まいには静かに流れていました。

住まいを手がけたのは、高松市高松町に拠点を構えるアンビエントホーム。Mさん自ら描いた図面を携え、県内の住宅メーカーを巡るなかで、唯一イメージを共有できた工務店だったといいます。輸入住宅の販売経験を持ち、輸入建材にも豊富な知識を持つ藤本代表ともすぐに意気投合。理想の暮らしをかたちにする家づくりが、ここから始まりました。

2階まで続く吹き抜けの開放的な空間。高断熱仕様により、冬は薪ストーブだけでも暖かく快適に過ごせる

高い断熱性能を備えた住宅を手がける工務店がまだ多くはなかった当時、アンビエントホームは、いち早く高性能住宅に取り組んでいました。窓には、断熱性に優れた海外製のサッシを採用。吹き抜けで2階までゆるやかにつながる空間ながら、のびやかな1階のリビングはエアコン1台で夏も冬も快適に過ごせる住まいを実現しています。

断熱性に優れた海外製の建材を採用。木製の窓枠が、インテリアに美しく溶け込んでいる

住まいに並ぶ家具や照明は、家を建てる前から長く愛用してきたもの。ダイニングテーブルでメールをチェックしていると、自然と愛犬がそばに寄り添う

ダイニングの窓から望む庭の景色が、日々の暮らしに季節を運んでくれる

リビングダイニングの窓の先には、庭の木々や瀬戸内海の風景が広がり、内と外の境界を感じさせない開放的な空間に。キッチンからも穏やかな瀬戸内海を望むことができ、料理をする奥さまのそばには、いつも愛犬たちの姿があります。

海を眺めながら料理ができるキッチンは、Mさんお気に入りの場所のひとつ。愛犬たちも自然と集まる、日常のひとこま

「冬は夜に薪ストーブを焚けば、消したあとも朝までほんのり暖かいんです。犬たちも、それぞれお気に入りの場所で気持ちよさそうに過ごしています」そう話すMさんの言葉からも、この家に流れる穏やかな時間が伝わってきます。

窓辺は、外の気配を感じながらくつろぐ特等席

暑い日は、土間スペースでひとやすみ。ひんやりとした床が心地いい

また、古いものが好きだというM夫妻。アンティークの扉や小物使い、照明や家具に至るまで、長く愛用してきたものを大切に使い続けています。その随所に、Mさん夫妻のセンスの良さが感じられます。

廊下との壁に設置したアンティークの窓。食器棚の扉にも古い素材を取り入れ、DIYで仕上げた

レトロな壁掛け電話が、空間に趣きを添える

旅先やショップで集めた小物。さりげない佇まいの中にも、センスが光る

2階にあるスペース。本棚は、ジャガイモ箱を積み重ねたもの

M夫妻にとって、愛犬との暮らしは、ごく日常の延長にあるものだといいます。「昔からずっと犬のいる暮らしだったので、一緒に過ごすのが当たり前なんです。だから、犬のために特別なことをした感覚はないんですよ」

そう話すものの、大きなソファを置いてなおゆとりのあるリビングダイニングや、室内の少ない段差、やわらかな足触りのパイン材の床など、住まいには人にも犬にも心地よく過ごせる工夫が各所に見られます。特別な愛犬仕様というよりも、お互いが無理なく気持ちよく暮らせること。その心地よさが、この家では自然なかたちで整えられていました。

朝・夕方には、愛犬たちとの散歩へ。M夫妻にとって、それもまた大切な日常のひとつです。「犬がいることで、ご近所の方とも自然と会話が生まれるんです。野菜をいただくこともあって」

愛犬とともに過ごす時間が、人と人とのやさしいつながりも運んでくれていました。

高齢になった愛犬のために、階段に貼った透明の滑り止めシート

家族が揃うダイニングテーブルの下は、愛犬にとっても心地よい居場所

 

 

 

瀬戸内海を望み、愛犬と暮らす日々 ~アンビエントホーム~

株式会社アンビエント

家づくりは、

”暮らし方”を、デザインすること

 

香川県高松市高松町1286番地7

tel./087-844-9277

https://ambienthome.com/

   

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