“さぬき暮らし”を楽しむヒントをお届けするアキリノジャーナル。

アキリノから始まったリノベーションがいよいよ完成。
リノベーションを手掛けた建築家の大野晃貴彦さん、工務店の橋本真樹さんと一緒に蔵を見学させてもらいました。

木製扉の高さに合わせて設置した、コンクリート打ちっぱなしの塀

微かに揺れるガラスのペンダントライトや蔵に響く心地よいジャズがその空間をモダンに演出する、大人の隠れ家が完成していました。蔵の中央にあるのは、客人を温かくもてなしてくれる大きなテーブルと座り心地の良いソファー。三好さんが今まで国内外を旅して買い集めた、お気に入りの雑貨やステッカー、昭和レトロを感じるポスターなどが部屋のあちらこちらに散りばめられ、遊び心も満載です。

大まかな工事が終了したあと、細かな内装はDIYで三好さんが仕上げたそうです。新設した階段の踏板やDIYで取り付けた棚板は、取り外した天井板を再活用。ほかにも塀の門扉は、解体された家屋で廃材になっていた扉を譲り受けたものなのだとか。

大野さんのアイデアで古道具の布団箪笥をリメイクしたキッチン台

天井のシーリングファンはアメリカの西海岸をイメージし、取り寄せた

「古いものがもつ趣きを残しつつ魅力な空間に」。三好さん、大野さん、橋本さん三人の共通の想いが見事に蔵を蘇らせました。

左より橋本さん（橋本建築）、三好さん、大野さん（室内楽）