島の風景に静かに溶け込む木造建築の粋

島の風景に静かに溶け込む木造建築の粋

 

小豆島の土庄港から車で15分。島ののどかな風景のなかに溶け込むように、貸切旅館「かんなから」が静かに時を刻んでいます。広い庭には四季折々の花を咲かせる木々が彩りを添え、建物に入れば、かつで茶寮であった名残が感じられる設えや確かな大工仕事を、随所で目にすることができます。

現オーナーの高尾さんはこの建物を受け継ぐとき、調度品や茶道具、食器類の一つひとつに前オーナーの深い思いを感じたそうです。そこでこれらが醸す雰囲気を大切にしてくれる会社に改築をお願いしたいと「清水設計一級建築士事務所」に相談することにしました。

「清水先生が手がける家は、どれも心惹かれるものばかり。古き良きものを大切にしておられ、熱い情熱にも心打たれました」と高尾さん。丁寧にリノベーションが施されたかつての茶寮は、旅館として客人を癒す空間へと生まれ変わりました。

庭には椿や桜、紅梅が植えられ、季節ごとに楽しませてくれる広い空と遥かに望む山の稜線が美しい

茶室の数寄屋風の軒が目を引く

木がふんだんに使われた客室

躙り口は残してそのまま活用

かんなからHP

設計:清水設計一級建築士事務所
施工:株式会社グランド&エイ

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